@article{oai:obihiro.repo.nii.ac.jp:00004262, author = {Aoki, Takahiro and 滄木, 孝弘}, issue = {3}, journal = {産業動物臨床医学雑誌}, month = {}, note = {application/pdf, 牛の跛行は,健康や福祉に影響を与える重要な問題である。一般的に,乳牛は肉牛に比べて跛行の発生が多い。跛行の発生率は,飼養されている施設,管理,栄養,環境,季節,跛行の判定方法などに左右される。跛行は経済的な損失が大きく,乳量や繁殖成績の低下,淘汰率の増加を招く。跛行とは,歩行に必要な運動器系の障害が原因で,正常な姿勢や歩行ができなくなった状態の総称であり,乳牛では,跛行の原因のほとんどが蹄の病気である。蹄病は,その原因により感染性(趾皮膚炎,趾間腐爛など)と非感染性(蹄底潰瘍,蹄踵潰瘍,蹄尖潰瘍,白線病,蹄底穿孔など)に分類される。跛行を示す牛は,痛みにより正常な行動(寝起きや歩行,飲食)が制限され,痩せていく。枠場への移動や蹄の検査などの治療に必要なプロセスは恐怖とストレスを牛に与える。このため,跛行は動物福祉の基本原則である5つの自由を牛から奪うと言われている。分娩(内分泌や代謝の変化),全身性炎症性疾患,蹄局所の感染や外傷,年齢,食餌,高泌乳,衛生,施設,季節,遺伝などの多くの因子が関与し,蹄病の発症あるいは跛行の発現に至る。本稿では,牛群管理の視点から,乳牛における跛行および蹄病の発生リスクを高める危険因子を概説する。}, pages = {174--182}, title = {乳牛の管理と蹄病}, volume = {8}, year = {2017} }