@article{oai:obihiro.repo.nii.ac.jp:00001171, author = {猪熊, 壽 and 吉本, 薫 and 田川, 道人 and 古林, 与志安}, issue = {12}, journal = {北海道獣医師会雑誌, Journal of the Hokkaido Veterinary Medical Association}, month = {}, note = {application/pdf, ホルスタイン種、雌、11カ月齢の育成牛が、突然の転倒と食欲不振を主訴として受診した。症例は転倒後自力起立可能であったが、歩様蹌踉、斜頸、耳介下垂が認められた。抗菌薬、ビタミンB1およびデキサメサゾンにより治療したところ、症状はいったん軽減したが、約1カ月後に再発した。神経学的検査により中枢性前庭障害と片側性の外転・滑車・顔面神経の病変局在が示唆され、臨床経過と併せて小脳、橋および延髄の片側性圧迫性病変が疑われた。病理解剖検査では、小脳・橋・延髄左側に5×3×3 cm 大の膿瘍がみられ、脳神経を巻き込んでいた。肺の一部は胸壁と癒着しており、また右肺前葉後部には肺膿瘍が認められた。本症例では、呼吸器感染が耳管を介して中耳、内耳、さらには頭蓋腔内にまで波及して膿瘍を形成したものと考えられた。}, pages = {576--579}, title = {ホルスタイン種育成牛に発生した脳膿瘍の1症例}, volume = {60}, year = {2016} }